◇相続を円滑に行うため、何をすればいいのでしょうか?◇

自分はどんな財産をいくら持っていて、
その財産は相続税評価額にしていくらになるのかと
いうことを「可視化」=「見える化にする」ことから
始める必要があります。
平等に資産を分けたいと思って悩んでも、
どんな財産をいくら持っているのかを把握していなければ、
何と何を分ければ平等になるのかを考えることができません。
また、財産の中には、現金のように分けやすい財産もあれば、
不動産のように分けずらい財産もあります。
自分の財産の内訳として、かけやすい財産が多いのか、
分けずらい財産が多いのかのによって、
とるべき対策が変わってきます。
◇財産目録を作る
とはいえ、財産状況は常に変わりますので、
生前対策に使用するための財産目録は、
相続申告の際に作成するもののようにきっちりとしている必要はありません。
下記3点を一覧表にする程度のもので結構です。
①財産の名称
株や投資信託の銘柄・現行名や口座番号・物件番号
②保管場所
預け入れている証券会社社名・通帳などの保管場所・物件の住所等
③作成した時点での評価額
相続税評価額を計算

しかし、たったの3点でもこれを一覧表にするという作業は、なかなか大変な作業になります。
財産を持っている本人でさえ大変な作業ですから、もしこの作業を行わないまま相続が発生してまったとしたら、
相続人の苦労は並大抵ではありません。つまり、「どこ」に「なに」があるかわからない状況から始めなければならないのです。
◇目録の作成で課題が見えてくる
財産目録を作成すると、下記のようなことが見えてきます。
①相続があった場合、相続人同士の間でうまく分割できそうか
②配偶者や子供に生前贈与できる資産はどれか
③相続時までに評価額が高騰づる可能性のある資産はでれか
④配偶者の老後のために確保しておくべき資産はどれか
⑤貸地などで低収益となっている資産や有効活用できるものはないか
⑥仮に現時点で相続があった場合、どの程度の税額となるか
⑦相続があった場合、納税に充てられない資産(処分できない資産)はどれか

など、財産目録を作成したうえで、
上記のような項目について対策を練っていきます。
そして、一度作成した財産目録は、
年に一度見直していきましょう。
どのように作成したいいかわからない、
自分で作成するのが面倒・・・
という方はお気軽にご相談ください。
相続財産の評価方法や特例適用については一定の条件があります。
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